インテリアの歴史について

「インテリア(Interior)」とは、日本語に直訳すると「室内装飾品」という意味です。
「室内装飾品」とは、室内の装飾やそれに付随した証明、家具などを指します。
しかし、日本語で「インテリア」と使われる場合、室内の装飾や什器そのものよりも、それらによって飾られた室内空間を指す傾向が強いと言えます。

「インテリア」の歴史は非常に古く、起源をたどると古代ローマ時代までに遡ることができます。
古代ローマ時代の頃の「インテリア」は、特権階級が権力の誇示の為の手段でした。当時は大理石張りのモザイクや漆喰塗の壁画、象嵌や細かい彫刻が施された家具など装飾性の高いものが使われていました。

中世になると手工業が発達したこともあり、装飾性の高い家具などについてもその数は格段に増えました。
また、この時代には、イスラムの文化などと融合し、唐草模様や渦巻き模様のステンドグラスなども登場するようになりました。
しかし、そうした装飾性の高い家具を使用していたのは依然として上流階級に属する人たちだけで、一般階級の家具までには浸透していませんでした。

近世にはいり、ルネッサンス時代を迎えると、建築家がある程度の地位を得て、すぐれたデザインの家具など、装飾性の高いものが多く生まれました。
この時代に入り、ようやく一般階級の家にも家具など装飾性の高いものが置かれるようになり、現代の「インテリア」文化の基礎を築いたと言えます。

その後、近代の産業革命を経て現代に至りますが、産業革命の影響でそれまで主流であった、大理石や木材といった素材に加えて鉄やガラスといった素材も「インテリア」の素材として用いられるようになり、「インテリア」の幅が格段に広くなったと言えます。

現在の「インテリア」文化を見ると、実にさまざまなもので形成されていることが見て取れますが、それは「インテリア」の古い歴史に基づくものであることがわかります。
室内装飾なので、流行り廃りは当然のようにありますが、「インテリア」の歴史を大切にしていくことが大事ではないでしょうか。

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